室内空気中の化学物質として、ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン等13物質について厚生労働省により指針値が示されており、当社においてもこれら化学物質の濃度測定を実施しています。

 

シックハウス症候群とは

 住宅内から発生する化学物質の影響で健康を損ねる各種の健康障害の総称です。住宅の高気密化や石油化学製品が内装建材、塗料、接着剤等に多用されているなど複合要因が考えられます。  

 

VOCとは(Volatile Organic Compoundの略)

 芳香族炭化水素、ハロカーボン類、エステル類、アルデヒド類などの揮発性有機化合物の総称です。沸点(液体が気体になる温度)が、50~260℃までの有機化合物のことを示します。

 

試料採取

試料採取前に30分換気を行った後、5時間以上室内を密閉する。

(1) アクティブ法(ポンプで吸引する方法) 30分間吸引を2回
(2) パッシブ法(拡散吸着を利用する方法) 8時間から24時間放置を1回

(1), (2) のどちらかの方法で実施する。 

 

分析方法

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
→DNPH固相吸着/溶媒抽出/高速液体クロマトグラフ(HPLC)
トルエン、キシレン、エチルベンゼン等
→活性炭固相吸着/溶媒抽出/ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS)
→活性炭固相吸着/加熱脱着/ガスクロマトグラフ質量分析(GCMS)

 

指針値を上回る化学物質が検出されたら

(1) 換気を十分に行う
窓開けなどによる換気の励行、通気口や小窓の利用、換気システムの利用等効果的換気を実施する。
(2) 発生源を推定する
改修を行なったか、家具や備品を購入したか、壁紙を張り替えたか、等の原因を推定し、これを除去する。
(3) ベークアウトを実施する
一定時間室内温度を高め、VOCの放散を促進し、その後換気により除去することで建材等からVOCを排除する。

 

 

 

◯環境計量証明事業 濃度:第640号/音圧レベル:第722号/振動加速度レベル:第821号 ◯建築物飲料水水質検査業:北海道4水第2号 ◯建築物空気環境測定業:北海道4空第2号 ◯作業環境測定機関(粉じん・有機溶剤・特定化学物質・金属):01-34 ◯温泉分析機関登録:北海道第9号

環境調査、大気・水質分析、土壌分析、化学分析、作業環境測定、飲料水分析、室内空気環境測定、騒音・振動測定、シックハウス調査、分析機器保守点検、試薬調整販売、環境計測機器販売

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